人気タレントあのちゃんが出演する『ライフカード』の新CMに対し、「酔う」「気持ち悪い」といった批判の声がSNSを中心に急増しています。
画面全体が揺れ続ける独特の演出が一部視聴者に健康被害を引き起こしているとの声もあり、放送中止を求めるコメントが相次いでいます。
本記事では、このCMがなぜ問題視されているのか、批判の背景や放送中止の可能性について詳しく解説します。
あのちゃんのCMに批判殺到!
あのちゃん出演のライフカードCM、“画面が大きく揺れる演出”に「気持ちが悪い」健康被害を訴える人が続出 : https://t.co/3qiHNqdgwk #あのちゃん #アーティスト #CM #健康
— 週刊女性PRIME (@shujoprime) August 13, 2025
2025年7月1日から放送が始まった『ライフカード』の新CMに、タレントのあのちゃんが出演したことがSNS上で大きな話題となりました。
あのちゃんは若者を中心に絶大な人気を誇る存在で、CM起用は広告効果としては期待されていた一方で、まさかの「炎上」状態に発展しています。
問題視されているのは、あのちゃんが左右に大きく揺れる映像と、それに合わせて画面全体も激しく左右に動くという演出です。
視覚的なインパクトはあるものの、これが「酔う」「気持ち悪い」「頭痛がする」といった健康被害を訴える声につながっています。
これにより、単なる話題のCMという枠を超えて、炎上案件・社会問題化しつつあると言っても過言ではありません。
【動画】あのちゃんのCMに酔う・健康被害と批判の理由は?
なぜこのCMがここまで批判されるのか、最大の要因は「視覚刺激の強さ」と「プラットフォームの違い」です。
もともとこのCMは、テレビではなくTikTok向けに作られた短尺動画でした。
スマホの縦型画面やTikTokユーザーに向けたテンポの早い編集・揺れの演出が本来の意図だったのです。
しかし、その後にテレビCMとしての放映が決まり、本来のメディア特性に合わないまま地上波で流れてしまったことが、視聴者の体調不良につながったと見られています。
視聴者が訴える「酔い・健康被害」の原因は以下のことが考えられます。
- 激しいカメラ揺れによる三半規管への刺激
- 繰り返し放送されることによる不快感の蓄積
- テレビという大画面での強い視覚インパクト
- 「予期せず見せられる」点での心理的拒否反応
特に車酔いしやすい人や光過敏の方にとっては、たった15秒の映像でも体調を崩すレベルの刺激だったという声が複数寄せられています。
YouTube公式にも「見ると本当に気分が悪くなるからやめてほしい」「止めてくれないとテレビを消すしかない」といった悲鳴にも近いコメントが並びました。
これは広告のインパクトを狙った演出が裏目に出た形です。
放送中止の可能性はある?
あのちゃんのライフカードのCM(画面が270℃周り続ける)三半規管おかしくなる。
— E・HERO ドすけべえっちマン (@love___blueeyes) July 5, 2025
車酔いしやすい人が真面目に見ちゃうと気分悪くなるんじゃないかな?
放送中止になっても驚かないレベル pic.twitter.com/wSzPtj9A7N
今のところ、公式に放送中止が決定されたという報道はありません。
しかし、SNSを中心とした世論の盛り上がりと、視聴者からの健康被害という具体的な苦情の声を受け、今後の対応次第では放送取り下げや差し替えの可能性も十分に考えられます。
さらに、広告関係者の発言としてAdverTimesの記事には以下のようなコメントも掲載されています。
「地上波ではちょっと乱暴すぎるかなと思ったのですが、オンエア量も多くないので、少しぐらい攻めたCMが流れてもいいかなと思い、実施しています」
このように、当初から攻めた演出であることを前提にしていたことが明らかとなっており、それが視聴者との感覚ズレを生んだ形です。
放送倫理やCMガイドラインに抵触するような「健康被害を誘発する表現」が問題視されれば、業界団体からの指導や企業側の自発的な放送中止判断もあり得るでしょう。
また、今後放送中止の判断につながる可能性がある要素は以下の点です。
- 視聴者からのクレームが増加する場合
- BPO(放送倫理・番組向上機構)などへの通報が増加
- 消費者庁や厚労省など行政機関の関与
現時点では様子見の姿勢を取っているように見える『ライフカード』ですが、今後の動向に注目が集まっています。
あのちゃんのCM騒動の問題点
近年、TikTokやYouTubeなどのSNS広告で主流となっている「高速編集」や「視覚的ノイズ」を多用した演出が、テレビCMでもそのまま転用されるケースが増えています。
しかし、テレビという受動的メディアにおいて、それらの演出は不快感や拒否反応を引き起こしやすいことを、今回の件は象徴的に示しています。
CM制作側としては「印象に残す」「攻めた演出で話題化する」といった狙いがあったとしても、それが視聴者の生理的嫌悪に直結してしまえば、本末転倒ですね。
まとめ
今回の記事のまとめは以下のとおりです。
- あのちゃん出演の『ライフカード』CMは、画面の揺れ演出によりSNSを中心に「酔う」「気持ち悪い」との批判が殺到
- もともとはTikTok向けのCMだったが、テレビでの放映により体調不良を訴える声が多数出現
- 放送中止の正式発表は出ていないが、今後の反響次第では中止や差し替えの可能性も
- SNS時代におけるCM演出の強刺激は、メディアごとの最適化が必要
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