高校野球センバツ2025で全国ベスト8進出を果たした浦和実業の左腕石戸颯汰(いしど そうた)投手が、高校野球ファンの間で話題になっています。
本記事では、石戸投手の球速・フォーム・魔球の正体と打者が打てない理由を解説します。
石戸颯汰(浦和実業)とは
高校野球センバツ2025で全国ベスト8進出を果たした浦和実業の左腕石戸颯汰(いしど そうた)投手が、高校野球ファンの間で話題になっています。
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 石戸颯汰(いしど そうた) |
所属 | 浦和実業学園高校 |
学年 | 新3年(2025年3月現在) |
出身中学 | 草加市立花栗中学校 |
身長/体重 | 177cm / 69kg |
投打 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
最高球速 | 130km/h(2025年3月時点) |
全国大会実績 | センバツ高校野球2025 ベスト8 |
石戸颯汰の球速は?

石戸投手のストレートは130km未満がほとんどです。
しかし、それでも「速く感じる」という打者の声が多いです。
変化球と高低差、そして見せ球としてのカーブが巧みに使われているためです。
「見逃せばボールだが、振りたくなる高さにうまく投げられて…」
智弁和歌山・秋満選手
球速ではなく、リズムと投球術で打者を翻弄する“技巧派左腕”の真骨頂です。
石戸颯汰のフォームは?
浦和実業
— ゆうくん@県営の妖精 (@fukada_yu2) March 22, 2025
エース石戸颯汰くん
クセ強フォーム‼️ pic.twitter.com/41B4h1nZ85
石戸投手の最大の武器は、右膝を顔付近まで上げる変則フォームにあります。
この動作により、投球動作中に左腕が完全に隠れ、球の出どころが見えにくくなるのです。
「タイミングの取り方が難しい。やっぱり打ちづらい」
東海大札幌・勝心選手
実際の投球動画では、フォームの一瞬の“隠れ”によって打者の目を幻惑しているのがよくわかります。
石戸颯汰の魔球とは?

浦和実業のコーチ陣が「魔球」と呼ぶのが、石戸投手のチェンジアップです。
通常のチェンジアップよりも変化が遅れ、バッターが球を見失うとまで言われています。
「ホームベースの前で空振りしてる。まだ球が来てないのに…」
浦和実業・田畑部長
視覚的なズレとタイミングのズレが合わさり、フライや空振りを多発させる驚異の一球です。
石戸颯汰の球を打者が打てない理由は?

石戸颯汰が打者に恐れられる理由は、単なる球速やスタミナではありません。
石戸投手の投球には、打者の「感覚」を狂わせる複数の要素が組み込まれています。
まず一つ目に挙げられるのが、“球の出どころの見えづらさ”です。
石戸投手は、右膝を顔の高さまで上げる非常に独特なフォームを持ち、そこから放たれるボールは打者の視界から一瞬消えます。
左腕が最後まで体の影に隠れることで、リリースポイントの見極めが困難になるのです。
この見えづらさが、ストレートの球速以上の体感速度を生み出しています。
実際に打者たちは「フォームのタイミングがズレて打ちにくい」と語っています。
加えて、石戸投手の持ち球のひとつであるチェンジアップは、浦和実業の指導陣から「魔球」とまで称される完成度です。
普通のチェンジアップよりも揺れるような軌道で、打者が空振りするタイミングでまだ球が届いていないように見えると言います。
この“遅くて浮く球”に、打者はつい手を出してしまい、高確率でフライか空振りに終わります。
実際に強豪校のクリーンナップからも「ボールが浮き上がって見える」「見逃せばボールでも振ってしまう」といったコメントが残されています。
さらに石戸投手は、配球術にも長けています。
変化球を先に見せてから高めのストレートで仕留めるなど、打者心理を読み切るスタイルも特徴的です。
球速そのものよりも、“リズムと組み立て”で勝負する投手です
このように、フォームの工夫、変化球のキレ、配球の妙が複雑に絡み合うことで、石戸颯汰は「打てそうで打てない」ピッチャーとして、全国レベルで頭角を現しているのです。
石戸颯汰の実際の試合成績は?

試合 | 成績 |
---|---|
センバツ2025初戦 | 6安打無失点完封勝利 |
センバツ2025第2回戦 | 5回5安打無失点 |
センバツ2025準々決勝 | 4回1安打無失点 |
センバツ18回連続無失点という記録も達成し、全国レベルでも通用することを証明しました。
まとめ
本記事では、浦和実業の石戸颯汰投手について調査した結果以下のことがわかりました。
- 球速は130kmだが、変速フォームにより球の出所が見えず打ちづらい
- 魔球チェンジアップでタイミングを外す
- 配球術が巧みで、速くない球でも空振りを奪える
球速ではなく“技術とフォーム”で勝負する石戸投手は、今後さらに注目を集める存在となるでしょう。
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