小林製薬が発売していた「メンズケシミン プレミアム オールインワンクリーム」57万個が、突然の自主回収となり話題になっています。
「健康被害は出ていないのに、なぜ回収?」「うちにあるのも対象かも…どうしたらいい?」
そんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
この記事では、以下の内容をわかりやすくまとめています。
- 小林製薬の美容クリームが回収された理由とは?
- 回収対象の製品と見分け方
- 成分が濃縮されたってどういうこと?
- 健康への影響や安全性は大丈夫?
- 返金対応や問い合わせ窓口の詳しい流れ
- 今回の件が企業や消費者に与える影響とは?
信頼して使っていたスキンケア製品の突然の回収。
少しでも不安を解消できるよう、ポイントを丁寧に解説していきますね。
小林製薬の美容クリーム57万個が自主回収に
【小林製薬 美容クリーム57万個回収】https://t.co/XvAfN6rupH
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 5, 2025
この発表は、すでに美容アイテムとして愛用していた人たちの間でも話題になっていますね。
ここではまず、小林製薬がなぜこの大規模な自主回収に踏み切ったのか、その背景と発表内容をわかりやすくまとめていきます。
自主回収のきっかけとなった不具合とは?
この不具合によって、以下のような懸念が出てきました。
問題点を整理すると以下のようになります。
- 内容物の水分が揮発し、クリームが濃縮状態に
- 有効成分(トラネキサム酸・ナイアシンアミド)の濃度が上昇
- 医薬部外品としての配合量上限を超える可能性が浮上
- 結果として、「規格逸脱」のリスクがあると判断
- 健康被害の報告は今のところゼロだが、安全性を最優先して回収を決定
本来、医薬部外品には厚生労働省による厳格な配合ルールがあります。
そのルールから外れる恐れがあるため、小林製薬は「自主回収」という慎重な判断をしました。
医薬部外品の規格逸脱とはどういう意味?
医薬部外品には、厚生労働省が定めた細かい基準があり、主に次のような点が規格として決まっています。
- 有効成分の種類と配合量
- 使用目的に合った効能の範囲
- 安定性や衛生面の条件
- 表示やパッケージのルール
今回の件では、成分そのものに問題があったわけではありません。
しかし、水分の揮発により有効成分の濃度が上がってしまうことで、「想定よりも強すぎる製品になってしまうリスク」が発生します。
例えば、「ちょうどいい量のトラネキサム酸」で作られていたはずが、揮発によって濃縮されすぎると肌に刺激を与えてしまう可能性も否定できないのです。
規格を逸脱したまま販売を続けてしまうと、最悪の場合は行政指導や販売停止命令につながる恐れもあります。
そのため、小林製薬は問題が起きる前に自主的に回収を決定した、という背景があります。
回収理由は?
小林製薬が「メンズケシミン プレミアム オールインワンクリーム」の回収を決めた背景には、たった一つの問題を見逃さなかった企業としての判断があります。
ここでは、水分の揮発や有効成分の変化など、なぜ今自主回収に踏み切ったのかという理由と、その背景を詳しく解説していきます。
最初に、水分の揮発がもたらす成分濃縮について見ていきましょう。
水分の揮発と有効成分の濃縮が引き起こす問題
小林製薬が発表した自主回収の理由は、次のような流れで起こっています。
- 製品が保管・流通中にわずかな水分が蒸発
- 水分が減ることで、クリームが濃縮状態に
- 有効成分のトラネキサム酸やナイアシンアミドの濃度が上昇
- その結果、医薬部外品としての規格を逸脱する恐れ
成分が濃くなることで「効きそう!」と感じる人もいるかもしれませんが、想定外の濃度になってしまうと、肌への影響も予測不能になってしまいます。
さらに、小林製薬側でもすべての製品の中身を検査するのは不可能なため、「逸脱の可能性がある」ということで、回収の対象になってしまうのです。
実際に健康被害は出ていないとはいえ、安全性を最優先にする姿勢が今回の判断につながりました。
健康被害は本当にない?
「これって使っちゃったけど大丈夫なの?」と不安に思った人も多いかもしれません。
しかし、現時点で健康被害は一切報告されていません。
小林製薬もその点を明確に発表しており、すでに使用した人にも健康影響がないことを強調しています。
健康面に関するポイントは以下の通りです。
- 回収理由は「規格逸脱の可能性」であり、安全上の直接的リスクはない
- 使用済みでも問題ないとされており、医師の診察も不要なケースがほとんど
- 健康被害を想定した事後対応(診療費補償など)の案内もなし
- 消費者からのクレームや苦情の公表事例もない
今回の回収は、実際のトラブルを未然に防ぐための予防的措置という意味合いが強く、「大きな問題になる前に信頼を守る判断をした」と評価する声も出ています。
特に、過去に紅麹問題などで批判を浴びた小林製薬にとって、何か起きてからでは遅いという慎重な姿勢が印象的です。
対象製品の詳細と返金対応の流れ
「このニュース見たけど、自分の使ってるやつって対象?」と不安になった人も多いかもしれません。
ここでは、実際に回収対象となっている製品の情報を詳しく解説しながら、「持ってたらどうすればいいのか?」という流れも一緒にご紹介していきます。
まずは、今回の回収対象製品の詳細から見ていきましょう。
回収対象は「メンズケシミン プレミアム」のみ?
回収対象の製品情報は以下の通りです。
- 商品名:メンズケシミン プレミアム オールインワンクリーム
- 発売日:2023年9月
- 出荷数:約57万個
- 価格:税込1,690円前後(編集部調べ)
- 医薬部外品登録:あり
- 対象ロット:詳細は小林製薬公式サイトまたは窓口で確認
注意してほしいのは、「ケシミン」ブランドのすべてが対象ではないという点。
よくあるケシミン化粧水や乳液、女性用シリーズなどは対象外であり、今回問題になっているのは「メンズ向けのプレミアムクリーム」だけです。
もし不安な方は、パッケージの裏面などにある商品名とロット番号を確認してみてくださいね。
小林製薬の返金対応と問い合わせ方法
「手元にあるんだけど…どうやって返せばいいの?」
そんな疑問にお答えするために、ここでは返金の流れや申し込み方法を詳しく解説します!
実際に小林製薬が用意している対応窓口や返金手段をしっかり確認しておきましょう。
まずは返金対応の方法からご紹介します。
返金はクオカード対応?申し込み手順を解説
今回の返金方法は、購入金額相当の「クオカード」での対応となっています。
返金のためには、次のようなステップで申請・回収が行われます。
返金申し込みの流れは以下の通りです。
- 電話またはWEBフォームで申し込み
- 小林製薬から専用の回収キットが送付される
- 製品を返送する(郵送・着払い)
- 内容を確認後、クオカードが郵送で届く
専用問い合わせ窓口
フリーダイヤル:0120-24-5884
受付時間:平日9:00〜17:00(土日祝休み)
受付開始日:2025年9月6日〜
WEBフォームも開設されているので、電話がつながりにくい場合はこちらの方がスムーズです。

もし対象の方は、返金手続きをされてくださいね。
混雑が予想されるため、電話がつながりにくい場合はWEBフォームがおすすめです。
申し込み時には「製品名」「購入店舗」「数量」などを聞かれることもあるので、事前に手元に用意しておくとスムーズですよ。
今回の件が小林製薬に与える影響とは
小林製薬の美容クリーム自主回収は、単なる製品不具合だけで終わる話ではありません。
2024年春には紅麹サプリメントの健康被害問題も大きく報道されていたことから、「また小林製薬?」というイメージを抱いた人も少なくないはずです。
こちらでは、企業としての信頼回復や世間の反応、今後の展望について考えていきます。
紅麹問題からの再炎上?
結論から言うと、今回の対応は「早期対応だった」と評価される一方で、「またか」という不信感も一定数あるのが現実です。
企業イメージに与える考えられる影響は以下の通りです。
- 2024年春に起きた紅麹サプリの健康被害騒動が記憶に新しい
- 今回も「医薬部外品の規格逸脱」として製品の品質管理が問われる
- 消費者の間では「小林製薬の製品はちょっと怖いかも…」という印象が広がりかねない
- ネットやSNSでは「体に使うものだけに慎重にならざるを得ない」との声も
とはいえ、今回のケースは健康被害が一切報告されていないこと、そして不具合の兆候を確認した時点で速やかに回収を発表した判断は一定の評価を受けている側面もあります。
よくある質問とその答え(Q&A)
まとめ
今回の記事では、小林製薬の美容クリーム57万個回収理由と対象製品・返金対応についてまとめました。
今回のポイントを以下にまとめます。
- 小林製薬が「メンズケシミン プレミアム オールインワンクリーム」57万個を自主回収
- 原因は水分の揮発による有効成分の濃縮で、医薬部外品の規格逸脱の可能性
- 健康被害は報告されておらず、予防的な回収措置として実施
- 回収対象はこの1製品のみで、他のケシミンシリーズは影響なし
- 回収後はクオカードでの返金対応。専用窓口やWEBフォームで申込可能
- 小林製薬は今後の信頼回復に向けた対応も求められている
この件をきっかけに、普段使っているスキンケア商品の成分や表示にも注目してみるのがおすすめです。
手元に対象製品がある方は、早めに対応して安心を手に入れてくださいね!
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